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オーストラリアには豊富な天然資源があるよ!
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世界にとって安全で高品質な食料の供給国なんだよ!
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オーストラリアから農産物のどれくらいが輸出されているのかな?
経済と産業
オーストラリアは豊かな自然と天然資源に恵まれた自由経済の国です。広大な大地や豊富な天然資源、四方を囲む海、そして温帯から亜熱帯までの気候帯の広がりは、様々な経済的利益をもたらしています。
第一次産業である鉱業や農業はこの国の富の形成に大きな役割を果たしており、特に輸出の面で貢献しています。オーストラリアは、鉄鉱石、液化天然ガス(LNG)、牛肉や小麦をはじめとする安全で高品質な食料など、多くの第一次産品を世界中の国々へ安定供給してきました。
石炭、LNG、ウラン、原油といったエネルギー資源や鉄鉱石、ボーキサイト、鉛をはじめとした多くの鉱物資源が国内で産出されており、これらの豊富な天然資源は、日本を含む世界各地に輸出されています。
そして、人口2,570万人のオーストラリアでは、国内消費量の約2.5倍にあたる食料が生産されており、国内で生産される農産物の72%*1が海外に輸出されています。
第二次産業の分野では、化学製品やプラスチック製品、電子部品、自動車、鉄製品、アルミ製品、加工食品などが製造されています。特に、加工食品分野では、チーズなどの酪農製品やワインの生産が盛んで、これらの産品は世界の多くの国々に輸出されています。この他、宇宙航空技術や医学、コンピュータ、エンジニアリング部門でも高い成長を遂げています。
ここ数十年の間に、観光や金融、ビジネス関連サービス、教育などを含む第三次産業がこの国の経済の中心となりました。オーストラリアには毎年数多くの観光客が訪れており、レクリエーションやレストラン、ホテルなどのサービス業が大きく成長しました。また、教育産業も著しい成長を遂げており、多くの留学生がオーストラリアの教育機関で学んでいます。このような背景から、サービス業に従事する労働者が急増しており、近年では、労働者の約7割がサービス業に就いています。
*1:Department of Agriculture, Fisheries and Forestry > ABARES > Products > ABARES Insights > Snapshot of Australian Agriculture 2022 > Around 72% of agricultural output is exported https://www.agriculture.gov.au/abares/products/insights/snapshot-of-australian-agriculture-2022#around-72-of-agricultural-output-is-exported
資源大国オーストラリア
資源を輸入し製品を輸出する加工貿易を行っている日本は、あらゆる天然資源に恵まれたオーストラリアから長年多くの資源を輸入してきました。日本の産業を支える資源(鉄鉱石、石炭、亜鉛、チタン、ボーキサイト、天然ガスなど)の多くをオーストラリアから供給しています。
オーストラリアでは、早くから資源ビジネスを推進してきました。「鉱業法 」という法律が成熟しており、資源開発を行う上でのルールが明文化されています。これらに加え、政治的にも安定しているオーストラリアは、安心してビジネスができるパートナーとみなされています。
オーストラリアの資源は太平洋を北上して日本に輸送することができます。他の地域よりも、はるかに短い時間で輸送できるため、輸送コストも少なくすむというメリットがあります。オーストラリアにとって日本は、先進国として安定しており、一定量の資源を長く輸入してくれる信頼できるパートナーです。オーストラリアと日本は、お互いのメリットを活かしながら、経済的な協力関係を結んでいます。
農業大国オーストラリア
オーストラリアでは,小麦,大麦,綿花,野菜,果実,牛肉,羊肉,羊毛,牛乳等が主要農産物です。農産物の輸出は総輸出額の10%以上 あり、特に小麦、大麦、牛肉は、生産量の多くを輸出しています。 オーストラリア大陸は全体として乾燥した土地が多いため、耕地は降水量が比較的多いオーストラリア大陸の東部、南東部、南部、南西部に限られています。
多くの農家は氾濫原(洪水時に水が氾濫する平野部分)の栄養豊かな土地を利用して、かんがい農業を行っています。
ニュー・サウス・ウェールズ州のガネダにあるオレンジ畑。オーストラリアは南半球に位置するため、フルーツの栽培時期は北半球の真逆になります。そのため、オーストラリアがオレンジを日本に輸出することで、日本ではフルーツを年中楽しむことが可能になります。
オレンジの他に、2015年よりオーストラリア産ブドウの日本への輸入が解禁され、冬においしいオーストラリア産ブドウも楽しむことができます。
オージービーフ、牛乳・乳製品
オーストラリアは世界最大級の牛肉輸出国です。オーストラリアの牧場で育てられている牛は2200万頭 ※1にも及びます。現在100カ国以上に牛肉を輸出していて、なかでも日本は最大の輸出相手国です。※2 いま日本で消費されている牛肉の25%がオージー・ビーフ(2022年)です。※3
ホルスタインはオーストラリアにて最も多く飼育されている品種※4であり、高品質の牛乳を生産しています。オーストラリアは牛乳と乳製品を世界各国に輸出しており、アジア各国への輸出量が多くなっています。日本へは約6万トン※5のチーズを輸出しました。
※1
ABS > Statistics > Industry > Agriculture > Agricultural Commodities, Australia > 2020-21 financial year > Livestock > Beef cattle
https://www.abs.gov.au/statistics/industry/agriculture/agricultural-commodities-australia/latest-release
※2
MLA Global beef industry and trade report > Global Trade and Demand > Australian beef exports (2001-21)
https://www.mla.com.au/globalassets/mla-corporate/prices–markets/documents/os-markets/red-meat-market-snapshots/2021/global-beef-industry-and-trade-report.pdf
MLA Global markets export wrap (09 March 2022)
https://www.mla.com.au/news-and-events/industry-news/global-markets-export-wrap/
※3
R3年度 豪州産輸入量 228千トン÷(国内生産量+輸入合計=905千トン)=25%
農林水産省 > 審議会 > 食料・農業・農村政策審議会 > 畜産部会 > 令和4年度第1回部会配布資料 > 資料3 畜産・酪農をめぐる情勢 22ページ 牛肉の需給動向 https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/tikusan/attach/pdf/221107-15.pdf 農林水産物輸出入概況 年別概況 実績 9ページ牛肉の年間輸入額 4079億円のうち、オーストラリアからの輸入は40.5%
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/kokusai/index.html
※4
Dairy Australia > Australian Dairy Cows
https://www.dairy.edu.au/information/australian-dairy-cows
※5
Dairy Australia IN FOCUS 2022 > Appendices > Table A15 Australian exports of cheese
https://cdn-prod.dairyaustralia.com.au/-/media/project/dairy-australia-sites/national-home/resources/2022/11/23/in-focus-2022/in-focus-2022_australian-dairy-industry.pdf
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資源輸出大国といわれているけど、日本の電力供給量のどれくらいがオーストラリアからエネルギー資源でまかなわれているのかな?
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日本の全電力供給量のうち、およそ3割がオーストラリアからのエネルギー資源でまかなわれているのよ!
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へー、そうなんだ。僕らが使う照明やエアコン、テレビや冷蔵庫、洗濯機なんかもオーストラリアからくるエネルギー資源にお世話になっているんだね。
日本とつながるオーストラリア 貿易編
日豪スポーツ外交キャンペーン #AusRally の小中学生向け動画 #日本とつながるオーストラリア シリーズの「貿易編」です。
— オーストラリア大使館 Australia in Japan (@AustraliaInJPN) November 13, 2020
身近で皆さんの生活を支えているオーストラリアからの輸入品について考えてみましょう!https://t.co/1bRWRmR8nL pic.twitter.com/4BNpS9tyif
うどん
前のツイートの答えは、85%です。
— オーストラリア大使館 Australia in Japan (@AustraliaInJPN) December 31, 2020
オーストラリア人のラリサ・ケイト博士らが厳しく品質チェックし、#うどん のもちもちした食感やコシが実現しています。日本側から高い評価を受けています。詳しくはこちらの動画をご覧ください↓
皆さま、よいお年を!#年越し pic.twitter.com/6kufZu256z
次世代の低排出技術に投資
オーストラリア🇦🇺は低排出の将来と排出削減のために6つの優先技術を定めた2021年度低排出技術についての声明を発表しました #水素 #CCUS @IndustryGovAuhttps://t.co/hDkgyO0jKb pic.twitter.com/eVG4TDTBQP
— オーストラリア大使館 Australia in Japan (@AustraliaInJPN) November 12, 2021