日本にほんがオーストラリアにとって「とても身近みぢかな外国がいこく」である理由りゆう

世界せかいで母国語ぼこくごとして話はなされている言語げんごトップ3は、中国語ちゅうごくご、スペイン語ご、そして英語えいご。世界せかいの多おおくで学まなばれる第だい二言語げんごもまた、これらの上位じょういの言語げんごがほとんどを占しめています。ところが、オーストラリアの学校がっこうで最もっとも学習がくしゅうされている英語えいご以外いがいの外国語がいこくごは、実じつは日本語にほんご。小学校しょうがっこうから大学だいがくまで約やく40万まん人にんの学習者がくしゅうしゃがおり、人口じんこう10万まん人にんあたりの日本語にほんご学習者がくしゅうしゃの数かずとしては、オーストラリアは世界せかい第だい1位いになります。

その理由りゆうは、日本にほんがオーストラリアにとって重要じゅうような存在そんざいだから。ちょうど南なん北ぼくに位置いちするオーストラリアと日本にほんは、貿易ぼうえきなどの経済けいざい交流こうりゅうが活発かっぱつだったこともあり、1980年代ねんだいから1990年代ねんだいにかけて日本語にほんご学習がくしゅうが奨励しょうれいされていたのです。その結果けっか、オーストラリア全土ぜんどに日本語にほんご学習者がくしゅうしゃが急増きゅうぞうしました。現在げんざいでは、日本にほんとオーストラリアの間あいだに101の姉妹しまい都市としと6の姉妹県しまいけん・州しゅうがあり、交流こうりゅうが活発かっぱつに行おこなわれています。

冬ふゆになると多おおくのオーストラリア人じんがスキーを楽たのしみに日本にほんを訪おとずれるのは、雪ゆきの質しつが好このまれているだけでなく、言語げんご学習がくしゅうや交流こうりゅうを通とおして、日本にほんという国くにを身近みぢかに感かんじているからなのです。日本にほん政府せいふが主催しゅさいする大規模だいきぼな国際こくさい交流こうりゅう事業じぎょうである「JETプログラム」により、多おおくのオーストラリア人じんが英語えいご教師きょうしや国際こくさい交流こうりゅう員いんとして日本にほん各地かくちで活躍かつやくしてきたことも、大おおきく影響えいきょうしているでしょう。

オーストラリアと日本にほんの交流こうりゅうは、様々さまざまな面めんで活発かっぱつです。2008年ねんに日本にほんで発足ほっそくしたオーストラリアの会員かいいん制せいファンクラブ「クラブ・オーストラリア」では、日豪にちごう交流こうりゅうの情報じょうほう発信はっしんなどの活動かつどうを行いっています。オーストラリア代表だいひょうチームの試合しあいではナショナルカラーの金きんと緑みどりをまとい、応援おうえんにかけつけるメンバーも多おおくいるそうです！

ビジネスの面めんでは「在日ざいにちオーストラリア・ニュージーランド商工しょうこう会議所かいぎしょ（ANZCCJ）」が、日本にほん・オーストラリア・ニュージーランドの3国こく間かんのさらなる商業しょうぎょう発展はってんを目指めざす組織そしきとして1972年ねんに発足ほっそくしています。同どう商工しょうこう会議所かいぎしょでは「ANZCCJ Sports for Business」という委員会いいんかいも設立せつりつされ、スポーツの分野ぶんやにおいても各かくコミュニティとの連携れんけいを推進すいしんしたり、ビジネスの機会きかいを提供ていきょうしたりするなど、様々さまざまな分野ぶんやで活動かつどうを行いっています。

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